運転マナーと交通法規

事故の無い安全な交通環境を作るためには法の整備は必要です。日本では道路交通法という法律がありますが、この法律によって決められていることはすべて安全運転を目指すためのものなのですが、法律という性質上、明確で具体的なものがない限り法律として成立させることができないのです。例えばスピード違反、標識などで表示されている制限速度を超えてはいけないという事を明確にするには、「スピード超過」という言葉では法律としては不十分で、「制限速度60km/hのところ20km/h超過した」というように具体的な定義が必要なのです。この様な決まりは道路交通法の中にたくさん定義されているのですが、具体的なものを定義することができないものは一切含まれていません。
安全な交通環境を保つにはこの道路交通法以外のもので制限する必要があり、その1つとなるのが運転マナーというものだと思います。運転マナーは法律ではないので、罰則の点数減点や反則金などはありませんが、中には法律で定められているものより非常に重要な運転マナーというものあるので軽視できません。例えば、道路際に車を寄せる時によくハザードランプをつけて止まるときがあります。これは後ろの車に対して「脇に止めますよ」という意思表示と、「停止中なので気を付けてください」という注意喚起なのです。しかし、道路交通法ではこのような決まりはなく、古くからドライバーの中で当たり前とされるほど浸透してきた運転マナーなのです。安全運転にはこの運転マナーが必要なのです。